移住者の声反映 徳島・美波町で建材再利用の低価格住宅 2017/11/18 11:23 – 徳島新聞




移住者の声反映 徳島・美波町で建材再利用の低価格住宅 美波町移住交流コーディネーターの小林陽子さん(67)=同町奥河内、移住支援団体「アンド・モア」代表理事=が、低価格の住宅を求める移住者の声を反映させた小規模住宅のモデルハウスを同町奥河内に建築した。建材を再利用するなどして資材費を抑え、低予算でも十分な住宅が建つことを移住者に知ってもらう試み。19日に完成見学会を開き、関係者に披露する。

 

 住宅は木造平屋約40平方メートルで、小林さん所有の空き地約160平方メートルに建築。リビングと寝室があり、寝室部分は元々あった倉庫を改修し、新たに基礎から建築したリビング部分とつないだ。トイレや浴室を備え、家庭菜園ができる庭と駐車スペースもある。

 知人が空き家を取り壊した際に不要になった風呂釜や引き戸、床材などを譲り受け、便器、キッチンセットなどはネットオークションで購入した。建築費は約450万円で、作業に当たる大工の中岡宏さん(58)=同町西河内=は「同規模の新築であれば650万円以上かかる」と話す。

 移住希望者に町内の空き家を紹介している小林さんは、少人数世帯の希望者から「2階建ては広すぎる」などの声を聞き、空き家改修にも数百万円の予算がかかる現状を知った。低予算でできる建築モデルを紹介し、希望者の選択肢にしてもらおうと、9月中旬から建築に取り掛かった。

 19日は近所の住民や移住支援の関係者を招き、見学会を開く。その後、町地域おこし協力隊の村野裕太さん(28)=東京都出身=が入居し、移住相談のフェアで紹介するほか、希望者の見学も受け付ける。

 小林さんは「費用をかけなくても工夫次第で家が建つことを知ってもらい、移住につなげたい」と話している。

【写真説明】建築現場で大工の中岡さんと話す小林さん(右)=美波町奥河内




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