8月「阿寒摩周国立公園」に 観光客誘致の課題は交通網 – 北海道新聞



 環境省の中央環境審議会(中環審)が13日、阿寒国立公園の名称を「阿寒摩周国立公園」へ変更することを了承し、8月をめどに正式に変更されることになった。地元関係者は新たな観光客の誘致へPRを進め、交通機関の整備など受け入れ態勢を強化する方針だ。

 「摩周の文字を加えることは長年の悲願だった」。摩周湖がある釧路管内弟子屈町の徳永哲雄町長は期待感を示した。同町の川湯温泉は1934年(昭和9年)の国立公園指定から宿泊客が急増したが、近年は個人客への対応が遅れ、2016年度は約11万人と最盛期の5分の1に。名称変更を観光再生の糸口にしたい考えだ。

 国立公園の名称変更は13カ所目で、道内では初。阿寒湖がある釧路市は新名称の浸透へ「素早く対応したい」(蝦名大也市長)として、正式変更後の観光パンフレットや看板の修正に向け準備を本格化させる。

 課題は摩周・阿寒両地区を結ぶ交通網の不足。現在は地元の観光組織がバスを季節運行するのみ。阿寒観光協会まちづくり推進機構の大西雅之理事長は「相乗りタクシーの導入などで、『霧の摩周湖』と『マリモの阿寒湖』の広域観光を推進したい」と意気込む。

 中環審は国立公園の範囲をオホーツク管内清里町の「神の子池」周辺まで広げることも答申した。




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