ロケーションジャパン大賞 ロケ地2か所候補 – 読売新聞



 ◇「君と100回目の恋」 瀬戸内市 

 ◇アニメ「ひるね姫」 倉敷市

 県内でロケが行われた映画「君と100回目の恋」(瀬戸内市)とアニメ映画「ひるね姫~知らないワタシの物語~」(倉敷市)が、地元を盛り上げた作品と地域を表彰する「ロケーションジャパン大賞」の候補に選ばれた。一般投票の結果も加味して決まるといい、関係者は「県内では近年、ロケが増えている。受賞して更なる誘致につなげたい」と投票を呼び掛けている。(桑田睦子)

 同賞は2010年度に始まり、今回は16年11月1日~17年12月2日に全国公開、放送された映画やドラマ、アニメ作品の作品と地域が対象。「ロケーションジャパン」編集部の調査で候補に挙げた30作品の中から、グランプリと準グランプリ、特別賞を選ぶ。

 受賞候補は、観光客増加など地域の変化や、ロケ受け入れへの組織的な対応ができるかといった条件に照らして選出。県内の2作品のほか、アニメ映画「この世界の片隅に」(広島市、広島県呉市)▽NHK連続テレビ小説「ひよっこ」(茨城県)▽ドラマ「コウノドリ」(神奈川県綾瀬市)――などが名を連ねている。

 ロケ地を観光振興に生かす「ロケツーリズム」が各地で盛んになる中、県内では「晴れの国」とされる天候の良さや交通の利便性、架空の街を描くのに向くという全国的には知られていない風景などが好まれ、ロケが相次いでいる。

 2月に公開された「君と100回目の恋」では、ライブを再現する大掛かりなロケを、牛窓ヨットハーバー(瀬戸内市牛窓町牛窓)で行った。海岸沿いや主人公の部屋が撮影されたカフェ「岩風呂」(同町鹿忍)を訪れる若者が増えたことも、同編集部に評価された。

 同店の木下無我店長(33)は「若い女性など客層が広がった。街中にはない海や山の自然の色、非日常を感じてほしい」と話す。

 また、3月公開の「ひるね姫」の舞台になった倉敷市では、ロケ地マップを作り、スタンプラリーやフォトラリーも展開。同編集部に「公開時には作品の世界観を楽しめる用意がなされていた」と認められた。海外でも上映され、市観光課は「映画を通して、瀬戸大橋や海、街並みの美しさに改めて気付かされた。今後も地元と一緒に盛り上げていきたい」と意気込む。

 ロケの増加を受け、県は6月、米ハリウッドにちなんで岡山を「ハレウッド」と銘打ったPRを始めた。同編集部は「これ以上ない、いいネーミングだ」と絶賛。「一過性に終わらせず、シティープロモーションにつなげてほしい」としている。

 受賞でロケ地としての注目度アップも期待できるといい、ロケ誘致に取り組む「県フィルムコミッション連絡協議会」(事務局・県観光連盟)の担当者は「ロケ地を盛り上げる話題作りの一つにし、新たなロケ誘致のPRにも活用したい」と投票を呼び掛ける。

 一般投票は15日締め切りで、ロケーションジャパンのホームページ(http://locationjapan.net/)内の投票フォームで大賞にふさわしい「作品×ロケ地」を選び、理由などを回答する。

 選考は、同編集部と観光庁や旅行会社の関係者、脚本家ら有識者で行い、結果は来年1月に発表される。

 <ロケーションジャパン大賞> 映画やドラマのロケ地情報誌「ロケーションジャパン」編集部が主催。選考は、一般投票による支持率▽作品の世界観が楽しめる行楽度▽撮影の支援態勢▽経済効果や観光客増加など地域の変化――などの指標に基づいて行われる。




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