小さい秋みつけた – 北海道新聞 (ブログ)



落葉キノコだけは見分けがつくので9月に入るとカラマツ林が気になる。気温が下がり始め、小雨が降った後の晴れ間にニョキニョキと出てくる。小学校の頃、道草しながら学生帽にいっぱい採って得意げに母親に持ち帰ったものだった。それも今は昔。

昨年、ベテランから教えてもらった場所に知人を誘って出掛けてみた。最初に入った林で数本を見つけ、これは幸先がいいぞと大喜びしたのがその日の全てだった。

最近はスーパーにも直売所にも見当たらなくなった。気候の変化で再生力が弱くなっているのだろうか。世界のあちこちで異常気象が続いている。カラマツ材の用途が限られ、計画的な植樹も行われていないから落葉キノコの出る幼木林が殆ど無くなったのも一因かもしれない。

去年の何年ぶりかのキノコ狩りはほんの僅かな量だったけれど独特のヤニの香りとヌルッとした食感は格別だった。秋の幸は数々あれど落葉キノコの味噌汁の湯気は山里の記憶を蘇らせる。

紅葉には早いがニセコにドライブし、酪農家が乳製品の加工販売を展開しているカフェ・レストランに寄ってみた。併設された野菜直売施設で落葉キノコが10ケースほど”鎮座”しているのを見つけた。

「初物です。農家さんの所にはあるみたいですよ。」ひとパック500円。”小さい秋”を見つけた気分になった。買うだけどなんだか、ひと安心した。

高橋牧場.JPG

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