一人舞台「土佐源氏」50年 宇部で15日上演 – 読売新聞



 俳優・坂本長利さん(87)の一人語りの舞台「土佐源氏」が15日、宇部市上宇部のココランドで上演される。土佐源氏は、生誕110年を迎えた周防大島町出身の民俗学者・宮本常一(1907~81年)の代表的な聞き書きの記録。坂本さんは50年近く演じ続けていて、地道な公演は今回で1188回目となる。

 土佐源氏は、宮本が1941年、高知県・檮原ゆすはらで、牛や馬の仲買をしてきた盲目の古老の男から生涯を聞き取った記録。「何一つ村のおきての守れる人間ではない」とする自身の来歴や、身分の高い女性との交際を男の赤裸々な語りで描き、地方に埋もれていた深く、豊かな人間性を伝えている。

 坂本さんは舞台や映画、テレビなどで活躍する一方、土佐源氏を舞台化し、67年に東京・新宿で初演。各地で評判を呼び、国内外で演じてきた。存命中の宮本も観劇している。

 今回は宇部市の地域づくり団体「仲間『すばるの会』」(上田弘典会長、15人)が主催。同会事務局の田辺満彦さんは「人情味あふれる宮本作品を今に伝える舞台。多くの人に見てほしい」と呼びかけている。

 当日は午後5時から。入場料3000円。問い合わせは田辺さん(090・3372・6558)へ。




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