JK(地元改革)課 日野高生ら発足 – 読売新聞



 ◇住民ら交流 鍋パーティー

 ◇10代の発想で町に刺激

 若者の感性を地域活性化につなげようと、日野町の呼びかけで高校生主体のボランティア団体「地元改革(JK)課」が結成された。県立日野高の生徒らが、まちづくりの様々な企画に取り組んでいる。13日には、町内で住民交流を目的とした鍋パーティーを開催した。10代の頑張りに地域の大人たちは、「町に刺激を与えてくれれば」と期待している。(浜畑知之)

 「白菜はもう煮えているよ」「しし肉は食べたことある?」――。同町舟場の移住者向けのお試し住宅でこの日、開かれた鍋パーティー。JK課企画のイベントに総勢約20人が参加、住民たちから差し入れしてもらったネギや白菜、しし肉などを具材に、テーブルを囲んだ。米を差し入れた同町根雨の農業松本洋一さん(63)は「年配の人ばかりの地域で、若い人たちが交流を企画してくれるのはうれしい。地元の良さを知ってもらうきっかけにもなる」と感謝する。

 役場の部署のような名前の「JK課」は、昨年11月にできた高校生主体のボランティア団体。「J」と「K」は「地元」と「改革」の頭文字だが、「女子高校生」の略も連想させる。実際には、男女18人が活動中だ。同町在住で初代JK課長の日野高3年柳瀬明日香さん(18)は「企画は地域の力を借りることで実現できる。地域にプラスになることをしていきたい」と意気込む。

 同町の人口は3241人(1月1日現在)。県による推計では2040年で1726人と大幅な減少が予想されている。劇的な人口回復は望めない中、町は県西部各地から通学する日野高生に注目。生徒が地域との接点を持つことで町を元気にし、将来も日野町と関わり続けてもらおうと、「JK課」に参加する生徒を募っていた。

 発足後、メンバーたちは公民館祭りの運営を手伝ったり、手作りドーナツを販売したりしてきた。米子市から通学している坪内明日香さん(18)は「自然豊かなだけでなく、住民の横のつながりが強く、気さくに接してくれる」と町の魅力を実感している。

 高校生中心のメンバーは毎年入れ替わるため、継続性などの課題もある。町側のコーディネーターとしてメンバー募集などにあたる片平誓子さん(54)は「高校生たちが楽しむことが結果として町を明るくする。住民交流を楽しみつつ、今後の方針や道筋をつけていきたい」としている。




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