博多あまおう15周年、北米市場にも販路拡大へPRに本腰 – 産経ニュース



 高級イチゴの「博多あまおう」の収穫が最盛期を迎えるのを前に、JA全農ふくれん(福岡市中央区)や福岡県が、PRに本腰を入れている。今年はあまおうの本格販売が始まり、15周年の節目の年。県やJA関係者らは、アジアから北米市場へとさらなる販路拡大を狙う。 (村上智博)

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 JA全農ふくれんいちご部会のメンバーらは12日、県庁を訪れ、福岡県の小川洋知事に収穫されたばかりのあまおうを贈呈した。

 小川氏は「本当に甘い」とおいしそうにほおばり、「全国各地の生産地で新品種の開発が進んでいる。そんな『イチゴ戦争』には負けられない」と語った。

 全農ふくれん県本部長の倉重徳也氏は「県には引き続きの支援と、ポストあまおうの育成強化をお願いしたい」と要望した。

 あまおうは見た目のインパクトが強い。「あ(・)かい」「ま(・)るい」「お(・)おきい」「う(・)まい」の頭文字から命名されたその名の通り、真っ赤で色つやが良いのが特徴だ。

 平成29年度産は、昨年10月の長雨と日照不足の影響で、生育が例年より1週間ほど遅れているが、粒が大きく、甘い商品が出回っている。

 県園芸振興課によると、28年度産の販売数量は1万1299トン。販売金額は153億円で、発売当初の約2倍にふくらんだ。しかも、販売単価は1キロ当たり1356円で、主要産地の中では、平成16年度産から13年連続トップを守る。

 小川氏らが東京の卸売市場「大田市場」でトップセールスを実施するなどし、首都圏でも着実に販路を広げる。

 評判は海外にも広まる。28年度産の輸出総量は277トンで、香港や台湾、シンガポールなどに輸出された。小川氏は11日の定例記者会見では「今後、米国にも本格的に販路を広げたい。そのための市場調査を行う」と述べた。

 JAふくれんもPRに張り切る。15日からは、インターネット通販大手「楽天」と連携し、専用サイト「ラグリ」上で1カ月間、バーチャルであまおうを栽培し、収穫できれば本物のあまおうが手元に届くサービスを始める。

 同日からは、東京・上野の和食レストラン「大地の贈り物」でも特別フェアが始まる。「イチゴとミルクのスイートピザ」など、あまおうをふんだんに使った料理やスイーツが提供される。

 2月17、18両日は、県とJAなどでつくる「福岡県農林水産物ブランド化推進協議会」が主催し、博多駅前広場で「あまおう祭り」を開く。新作スイーツの試食イベントなどが行われ、一足早い春の訪れを告げる。




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