22人、力強く第一声 茨城 – 産経ニュース



 衆院選が公示された10日、県内7選挙区には前職8人、元職2人、新人12人の計22人が立候補し、12日間の選挙戦がスタートした。核・ミサイル開発を強行する北朝鮮をめぐる外交安全保障政策や憲法改正、消費税の是非などを主な争点に、安倍晋三政権を信任するかが焦点になる。

 県内の政党別の立候補者数は自民党7人、希望の党6人、共産党7人、幸福実現党1人、無所属1人。小池百合子東京都知事が代表を務める希望の党に民進党が合流し、県内では希望の党から6人が立候補。迎え撃つ自民党は7選挙区全てで勝利を目指す。ベテラン議員が引退した5、6区の結果も注目される。

 立候補の届け出を済ませた各候補者たちは一斉に各地に飛び出し、出陣式や街頭演説で支持を訴えた。

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 ■1区

 幸福実現党新人の川辺賢一氏は主に水戸市内を回り、午後6時、JR水戸駅北口で演説した。安倍首相が掲げた「全世代型社会保障」を「国民の勤労意欲が低下する」と批判し、「ばらまき政策、財政赤字、増税、景気悪化の無限ループを止める」と述べ、消費税率を5%に戻すと宣言した。

 希望の党前職の福島伸享氏は午後1時、笠間市赤坂の事務所前で「何党であっても私の政治理念、信念は変わらない。自民党を乗り越える政治を作る」と支持者らに訴えかけた。

 2期目の2年9カ月間の実績をアピールし、「私が希望の党をしっかりとした党に作り上げる」と抱負を語った。

 自民党前職の田所嘉徳氏は午前9時半、JR水戸駅南口で第一声。特定秘密保護法や安全保障関連法の成立に触れ、「批判もあったが、意味のある法律だ。厳しいことに挑戦するのが与党の責任だ」と強調。「新党には頼めない。実績、経験、力のある自公に支援をお願いしたい」と声を張り上げた。

 午前11時、共産党新人の大内久美子氏は水戸市見川のスーパー前で「これほど国民の声を聴かない政治はない」と安倍政権を批判。消費税増税の中止、農家の所得補償、最低時給の引き上げなど「暮らし優先の経済政策に取り組む」と述べた。日本原子力発電東海第2原発の廃炉、憲法9条の堅守も訴えた。

 ■3区

 共産党新人の林京氏は午前11時ごろ、JR取手駅東口前で第一声。「世界は戦争前夜のような状態といわれている。戦争させない政府を作らなければいけない」と主張。「自公政治はわがまま、暴走、やりたい放題という状況だ。何としても憲法改正をしたいといっている」と政権批判を展開した。

 自民党前職の葉梨康弘氏は午前10時ごろ、取手市寺田の駐車場で出陣式を行い、「国難を乗り切れるのは自民、公明の安定政権。緊張感を持って日本を、茨城を前に進めていく」と訴えた。交通インフラによる県南地域の経済効果に触れ、「今まで以上に全力で地域の発展を支えていく」と約束した。

 希望の党新人の樋口舞氏は午後1時、取手駅西口前で「小池氏の代弁者として、この地に希望のある未来をもたらす」と第一声を発した。消費税増税に「断固反対」の立場を示し、自らの経験を踏まえ、「女性が個々の役割を果たし、輝く人生を送っていくため貢献していく」と支持を呼びかけた。

 ■5区

 自民党前職の石川昭政氏は、午前10時に日立市旭町のホテルで支持者らとともに出陣式を行った。

 「中国の海洋進出や北朝鮮の核・ミサイル開発から日本を守らなくてはならない」と安全保障政策の重要性を訴え、「少子化による(東京への)一極集中から地域を守るために命をかけて頑張りたい」と決意を表明した。

 共産党新人の川崎篤子氏は、午前10時半に日立市神峰町のスーパー前で第一声を行った後、選挙区内を遊説した。

 午後3時からは、東海村舟石川駅東の商業施設前で街頭演説に立ち、東海第2原発の廃炉や消費税増税の中止などを訴え、「『安倍暴走政治』をこれ以上続けさせてはならない」と声を張り上げた。

 希望の党新人の浅野哲氏は、午前10時からJR日立駅前で第一声。東海村舟石川駅東の村産業・情報プラザ前の街頭演説では「30年前、グローバル化という言葉は今ほど使われず、少子高齢化は先のことだと思われていた。時代は変わっている」と訴え、「新しい世代が新しい時代をつくるため一緒に挑戦してほしい」と呼びかけた。

 ■6区

 自民党新人の国光文乃氏は午前10時、つくば市吉瀬の選挙事務所で「今度の選挙は国難突破選挙だ」と訴えた。

 北朝鮮の脅威や少子高齢化などに触れ、「一人一人の安心を守ることができるのは誰だ。野党にその矜持(きょうじ)があるのか。茨城が誇る素晴らしい環境を整えたい」と支持を呼びかけた。

 希望の党新人、青山大人氏は午前10時半、土浦市乙戸で第一声を上げた後、同市内を遊説。午後2時には、同市右籾で「少子化対策と教育の無償化が最重要課題だ。国会議員は外交なども必要だが、地域の代表でもある。皆さんの政治に対する夢、思いを私に託して一緒にこの地域の将来を作っていこう」と訴えた。

 共産党新人の古沢喜幸氏は午前10時、つくば市竹園の大清水公園前で第一声を上げた。

 午前11時にはつくば市上横場で街頭演説に立ち、「憲法9条がなくなれば次に来るのは徴兵制だ。戦争を繰り返させないため、憲法9条を守るために市民と野党の共闘を強める必要がある」と訴えた。

 ■7区

 共産党新人の石嶋巌氏は午後1時からJR古河駅西口前で第一声を上げた。「北朝鮮の核開発とミサイル問題は話し合いで解決させようとするのが世界の流れだ。国民の声が国会に反映されていない」と安倍政権を批判した。支援者に対し、「県内からの共産党衆院議員誕生に力を貸してほしい」と訴えた。

 自民党前職の永岡桂子氏は常総市大塚戸町の一言主神社で「幼児教育無償化は私が一番早く手がけ、厚生労働副大臣時代には常総市の水害対策に携わった」と実績を強調。常総、古河、坂東の各市長を紹介し、「7区の3市長と出発式を迎えられ、大変な喜び」と選挙区内の情勢変化をアピールした。

 無所属前職の中村喜四郎氏は午前8時から自宅近くの神社で恒例の必勝祈願。その後、選対メンバーらと開いた出発式で、「選挙に勝ち抜く強い意志を明らかにする」と意気込みを語り、「政治家の仕事は国を守っていくことだ。自民を、希望もけっ飛ばし、国民とともに歩む」と気勢を上げた。




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