にぎわい港町に再び 気仙沼・南町共同店舗プレオープン – 河北新報



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にぎわい港町に再び 気仙沼・南町共同店舗プレオープン

共同店舗で理髪店を再開した小野寺さん
仮オープンで1店舗が開店した気仙沼市南町の共同店舗=15日午前9時45分ごろ

 東日本大震災で被災した気仙沼市内湾地区の商店主らが、災害公営住宅と併せて同市南町に建てた共同店舗が15日、プレオープンした。理髪店1店が開店し、16〜18日の連休中はさらに4店が営業を始める。震災前、市内随一の繁華街だった南町のにぎわいを創出する中核施設として期待が集まる。

 共同店舗は、鉄筋2階の店舗棟と5階の災害公営住宅の1階部分に計24区画あり、22店の出店が決まっている。共同店舗の事業者ら15人でつくる合同会社「内湾南町商店街」が運営する。
 この日開店したのは、小野寺一雄さん(47)経営の理髪店「アッシュヘッドオノトラ」。小野寺さんが3代目となる南町の老舗で、震災後は仮設商店街で営業してきた。小野寺さんは「南町で商売したい思いが強かった。地域のお客を大事にしたい」と語る。
 津波で市内の鮮魚店を失った村上昌直さん(59)は16日、飲食店店主として再出発する。共同店舗に大型冷蔵庫が置けず、仮設商店街を含めて38年続けてきた鮮魚店を断念したが、「憩いの場として活用してほしい。いつか市内で魚屋を再建する足掛かりにしたい」と意気込む。
 共同店舗は、合同会社の前身の建設組合が敷地約2700平方メートルに建設。事業費は約14億円で、災害公営住宅の2〜5階は気仙沼市が約9億円で買い取った。
 今年5月にオープン予定だったが、資金繰りなどで遅れていた。11月上旬にも、全店舗がそろった段階で本格的な開店イベントを行うという。
 合同会社の坂本正人事務局長(60)は「一部店舗だが、ようやくオープンにこぎつけた。内湾地区のにぎわいづくりに貢献したい」と話している。

2017年09月16日土曜日


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