「浜のそば」地域活性化の柱に 休耕田でソバ栽培、古民家を店舗に – 河北新報



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「浜のそば」地域活性化の柱に 休耕田でソバ栽培、古民家を店舗に

満開のソバ畑に立つ加藤さん(左)と進藤さん

 秋田県男鹿市男鹿中の浜間口地区に16日、古民家を改装したそば店「浜のそば」がオープンする。住民らによる「おが東海岸推進協議会」がそばを使った地域おこしに取り組んでおり、店は活動の新たな一歩になる。協議会代表の加藤真一さん(66)は「店は自分たちの小さな道の駅だ」と話し、「観光情報も発信し、新たな男鹿の周遊コースをつくりたい」と意気込む。

 協議会は人気を集める山形県の「そば街道」に着想を得て、2015年から休耕田を借りてソバを栽培している。今回、地域経済の活性化を目指し、国の補助金を使って戦前に建てられた民家を借りて店舗に改装。店舗を運営する「浜のそば合同会社」を設立した。
 加藤さんは神奈川県内の小学校で教師として勤務後、10年に出身地の男鹿市に戻った。「せっかくの観光資源が生かされていない」と現状を分析し、地域内外から人を呼び込もうと仲間と汗を流す。
 そばの栽培と販売の中心になるのが協議会事務局長の進藤由秀さん(65)。県外で約30年間働いた後、実家の農業を継いだ。そばに関心があり、秋田市内のサークルでそば打ちを学んだ。現在は妻と息子の3人でソバ畑を管理する。
 今年の作付面積は2ヘクタール。種をまいた直後の7月下旬の大雨で全滅し「心が折れそうになった」(進藤さん)。再度種まきをし、今月下旬に収穫できる見込みだ。
 進藤さんによると、畑が海の近くにあり、海水のしぶきがかかることもあってか、そば粉には他産地にない独特の風味がある。進藤さんは「栽培を通じて土地が好きになった。店はこれまでの活動の集大成になる」と張り切る。
 16日は記念セレモニーがあり、通常営業は17日から。提供するのは「潮かぶり板そば」1000円、「潮かぶり盛そば(十割)」800円など。地元のコーヒーや農産物、海産物を販売するほか、予約制の無料観光ガイドもある。
 営業は土日、祝日限定。12月〜翌年3月末は予約があれば土日と祝日に開店する。営業時間は午前11時〜午後2時。連絡先は加藤さん090(3687)8104。

2017年09月15日金曜日


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