天井から生える木、漂着物で出来た鳥居、廃線・旧駅舎使ったアート…能登半島の先端で〝さいはての芸術祭〟「奥能登国際芸術祭2017」 – 産経ニュース



 能登半島の先端に位置する石川県珠洲(すず)市で、3日に開幕した「奥能登国際芸術祭2017」が、観光客らの人気を呼んでいる。10月22日まで。

 「さいはての芸術祭」をテーマに、11の国と地域から39組のアーティストが参加。日本海や田園風景の広がる市内を10のエリアに分けて、各エリアに2~7点の現代アートを展示する。

 のどかな風土と調和したオブジェのほか、古民家や廃館した映画館、銭湯を利用した展示場所では、懐かしさを感じさせる造形作品が並ぶ。

 古民家にあった家財道具を寄せ集め、天井から生える木のように見せる金沢美術工芸大学の作品「いえの木」は、その土地で何代にも渡り生きてきた人々の生活とぬくもりを感じさせる。

 ドイツのトビアス・レーベルガーさんは、のと鉄道の終着駅だった旧蛸島駅付近に残る廃線の線路を利用し、体験型の屋外作品を制作。空間をダイナミックに使う手法で、見る人を過去から未来へといざなう。

 特産品の「揚げ浜式製塩」からひらめきを得たものや、海岸に流れ着いた生活ゴミを再生した作品など、工夫を凝らした作品の数々はどれも見応えがある。

 同実行委員会では「珠洲市の人や物、風景に触れ感化された芸術家の作品を通じて、この地域のよさを知ってもらい、ファンになってもらえれば」と話している。

(写真報道局 頼光和弘)

 観覧は作品1カ所につき一般300円、小中高生200円が必要。すべての作品が観覧できるパスポートは一般2500円、高校生1000円、小中学生500円。問い合わせは同実行委員会事務局(電話0768・82・7720)HP(http://oku-noto.jp/)




こんな記事もよく読まれています



コメントを残す