佐賀市景観賞3件決まる – 佐賀新聞



ギャラリー喫茶欒=佐賀市東佐賀町(佐賀市提供)
ギャラリー喫茶欒=佐賀市東佐賀町(佐賀市提供)

森邸と庭園=大財3丁目(佐賀市提供)
森邸と庭園=大財3丁目(佐賀市提供)

花しょうぶの咲く新村川=佐賀市開成6丁目(佐賀市提供)
花しょうぶの咲く新村川=佐賀市開成6丁目(佐賀市提供)

 佐賀市内の景観に貢献する建造物や取り組みを表彰する「第21回佐賀市景観賞」の受賞作品が決まった。景観賞には、古民家を移築した「ぎゃらりー喫茶欒(まどい)」(東佐賀町)、大正時代の屋敷と庭園が残された「森邸と庭園」(大財3丁目)、ショウブが植えられた水路「花しょうぶの咲く新村川」(開成6丁目)の3件が選ばれた。

 「ぎゃらりー喫茶欒」は、富士町にあった築100年以上の古民家を移築し、2007年に喫茶兼ギャラリーとして活用している。緩やかなカーブを描いたむくりのある金属屋根のほか、周辺に木製の看板や敷石などが全体に溶け込み、落ち着いた景観が街になじんでいる。

 「森邸と庭園」は、1914年に建築された住宅。大正時代の屋敷と庭園が受け継がれていて、当時の情景を感じることができる。飲食店などが立ち並ぶ中心市街地の大財付近に位置していることから“町中に温存された小宇宙”と評されている。

 「花しょうぶの咲く新村川」は、2011年から近くに住む森川研司さんが、多布施川の上流部にあたる人口の水路・新村川の水際約350メートルにショウブを植え、毎日手入れを行っているという。一直線に花を咲かせているショウブの連なりが、道と水路を鮮やかに彩っている。

 景観賞には249件の応募があり、このうち197件が選考対象になった。佐賀大学の教授ら8人が選考にあたった。

 11日に佐賀市立図書館であった表彰式には、関係者など約70人が参加。佐賀市の志満篤典建設部長が「景観は市民共有の財産。市民ぐるみで景観資源を守り育てていくことが重要」とあいさつし、所有者や推薦者などに表彰状を手渡した。

 市景観賞選考委員会の後藤隆太郎委員長は「三つに共通して言えるのは、場所に根ざした生きたたたずまいが感じられること」と講評し、受賞作品を紹介した。



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