イラクのクルド自治政府 独立問題で中央政府に譲歩の姿勢 – NHK



イラクからの独立をめぐって中央政府と対立を続けるクルド自治政府が、イラクの憲法上、地域の分離は認められないとする最高裁判所の判断を「尊重する」との声明を出し、中央政府から制裁を受ける中、譲歩する姿勢を示しました。

イラク北部にあるクルド自治政府は14日、声明を出し、イラクの最高裁判所が示した憲法の解釈を「尊重する」としたうえで、これを中央政府と交渉開始の土台にする考えを示しました。

最高裁判所は6日に、イラクの憲法上、いかなる地域も分離は認められないとの判断を示しており、クルド自治政府は、これを「尊重する」としたことで譲歩した形です。

クルド自治政府がことし9月に行った住民投票では、9割を超える圧倒的多数がイラクからの独立を支持しましたが、中央政府は憲法違反だとして、クルド側が押さえていた自治区外の地域をすべて奪い返したほか、自治区を発着する国際線の運航を停止するなど制裁を続けてきました。

また、トルコやイランなど周辺国が、自国内のクルド人に影響が及ぶことを懸念して独立に強く反対したほか、欧米諸国もイラクの一体性を支持し、クルド自治政府は厳しい状況に追い込まれていました。

イラクの中央政府は、これまでクルド側に対し、住民投票の無効を認めるよう求めており、今回のクルド側の声明にどう反応するか注目されています。


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